つづきです。
エ○スペデイァさんと一悶着あった宿泊先を変更して
選んだのはデミンカ パレス(Deminka Palace)という
クラシックな簡易キッチン付きのホテル。
フロントのフルネットのお姉さん(アン・ハサウェイ似)に
ごっついキーを渡され入室したのは404号室。
(部屋のキーとセーフティボックス(!)、二つの鍵である)
廊下に仕切りのドアがそれを開けると部屋が3っつある。
自分の部屋ドアの横にはカードキーを差し込む場所があるんだけど
作動していない。
(カードキー自体無いのですけどネっ)
今見たら、何か間取り図 間違っておいりますです
昔の映画のように「鍵を一回転半まわしてロックが解除される
時代物のゴージャスなドアを開けると
右手にバスルームとトイレのセパレーツ型の部屋。
(トイレにはどでかい給湯器がド〜ンとあるし、
ビデまで付いてる 何十年前のパリ以来である)
ドアを開けると正面にはキッチンとテーフルと椅子、
小ぢんまりしたソファがあります。
(このクッションが「臭い」)
仕切りのドアがあってその向こうはベッドルーム。
テレビと扇風機がそぐわない感じで置いてある。
(欧州のクラシックホテルはエアコン無しが多い)
パーテーションがあって白いモダンなクロークがある。
宿泊して分かるんだけど、
この部屋 無駄に広い・・・。
天井もべトナムのコンチネンタルホテルベ並みに高い。
高いので?シャンデリアがぶら下がっているが
イマイチな感が拭えない。
ベッドの背もたれ側の壁は、
黒バックでゴールドのユリの紋章。
一見豪華?なんだけど、
布地ではなく紙なのでとっても安っぽい。
これでモールディングでもあれば
スンゴクゴージャスな部屋なのですけどネっ、残念、
ぁっ、床はバスルーム以外フローリングです。
トイレとバスの流れを確認し、
ビールと夕食の買い出しに出かけんとメールでリクエスト・確認した
調理器後をチェックすると・・・
ナイ ない 無いっ、無さ過ぎるっ!
・包丁
・まな板
・鍋
・フライパン
・フライ返し
・湯沸かしポットは電源が入らない
・ワイングラス
・食器用洗剤
・アイロン
・アイロン台
・歯磨き用のグラス
・バスローブ
もちろんキッチンのライトや換気扇などは無い。
(スイッチはあるんだけど・・・)
いつものように
紙にイラスト付きで書こうと思ったら
便せん一枚も見あたらない。
仕方が無いので自分のペンでA4紙に描いて
先ほどのフロントのお姉さんに渡し
「チョッと出かけてくるからお願いネっ」というと
「本当にこんなに無いの?」と驚かれる。
あまりの数に
「戻って来たら持って行きます」と言われる始末。
私は事前にチェックした
深夜まで開いているスーパーテスコでビール類を購入、
ホテルに戻ったのでありました。
フロントのお姉さんはアイロンとアイロン台を持って
一緒にエレベーターに乗り込む。
見かねて私もお手伝い。
「また、後で持って来ます」と云って消えた彼女。
しばらくするとノックの音が小さく聞こえる。
(部屋が無駄に広いし、チャイムは付いてない)
ドアを開けると分厚いバスローブ等を持って立っている。
こう何回も来られちゃたまらないと思い
一緒に地下室まで他の備品を取りにことにする。
「イラストが描いてあって分かりやすいです」
などと言いながら地下室へ。
お姉さん「ロッカーの鍵を忘れた」と言いフロントへ、
私はそのまま待機。
見ると「ティーバック」などが段ボール箱にどっさり入っている。
ほどなくお姉さんがもどって来て一緒に足りない物を手にする。
部屋にはあったけどどう考えても足りない
フライパンやミルクパンを新たにゲット(新品である)。
お姉さんに
「まるで「オペラ座の怪人」みたいな場所」
と云ったら
「ナイスジョーク」と言われてしまいました。
ドルでチップをあげようとすると
「チップをもらう必要が無い」と拒否するんだけど、
何回も足を運んでもらったので渡したら、
受け取ってくれました。
(他のスタッフは「係り」の人にオーダーしてました)
まな板と小型ナイフは持参していたので
此れ等で良しとした次第です。
(ペーパータオル・ラップ・ふきん持参は当たり前)
結果、
フタ類がいっさい無いので新たにゲットしたフライパンを
蓋代わりにしたりとそこそこ調理できました です。
しかし6月初めのプラハは暑い。
お姉さん曰く
「ここ数日、暑い日が続いている」とのこと。
窓を開けるとレースのカーテンが舞う 舞う。
4階の部屋を通り過ぎる風は容赦しない。
幸い「蚊」などは入って来ない(いない?)ので
心配はドロボウさんと雨だけである。
・・・と思ったら大間違い。
道路をはさんだ向かい側の若い宿泊人の声と
通行人が騒ぎが部屋に容赦なく入って来る。
窓を開けて就寝していいるのが問題なんだけどネっ。
(二重窓なので防音はバッチリなのです)
やっぱりお風呂付きの部屋にして良かったァ〜
と思った宿泊初日でありました とさ。
つづく
画像は後ほど・・・。
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