前エントリーの「ライフ・オブ・パイ」で
リチャード・パーカーの名前が出たので
サンデル先生よろしく、
欧州のシリア難民について考えようかと思います。
外務省のシリア・アラブ共和国 基礎データ
によりますと。
・面積は18.5万平方キロメートル(日本の約半分)
・人口は2,240万人(2012年世銀)
・人種・民族はアラブ人(90.3%)
・公用語はアラビア語
・宗教はイスラム教 90%
だそうです。
サンデル本には例題として、
「難破された者が生き残るために
救命ボートの定員を減らすよう、
殺人を起こしてもいいのか?」
というモノがあります。
私は以下の動画と記事をみて、考えました。
リチャード・パーカーの話は32分〜
マイケルサンデル ハーバード白熱教室 P1(日本語訳)
【BBC】ドイツに着き安堵する移民 受け入れ側は?
BBCのNewsサイト難民記事です.
Migrants reach Austria and Germany after long ordeal
6 September 2015
サンデル教授風に言えば今回のシリア難民は
『哲学的な「究極の2択」』です。
・受け入れるか、拒絶するか?
・その答えはどのような考えから来ているか?
・難民・EUにとって『フェア』『正義』とはどういうことか?
そして『本当の答え』は存在するのか?
サンデル先生ならずとも、
多くの意見・考えを聞きたいモノですねっ。
・・・しかし、実際問題として
『難民は押し寄せて来ている』のですから
論議しているヒマはないのが現状です。
?????!!!!!?????
しかるに、
哲学は役に立たない、
ただの空論ということになるのでしょうか?
でも
サンデルさんお著書の原題は
『Justice What's the Right Thing to do?』
なのです。
[付録}
http://www.aljazeera.com/news/2015/09/france-la-pen-anti-muslim-incitement-150922151418194.html
もう少し議題を簡単にしてみました。
・近隣の町の災害で避難者が続出した
・隣合わせの町にその被害者らが押し寄せてきた
・町内の人々は避難者にどのような態度をとるべきか?
・避難者を快く町内に受け入れる
・町内の諸事情を優先する
「正義という正しい行いでは、何をすべきか?」を
問う現実と哲学の問題です。
教えてェ〜、サンデル教授とその仲間たち !