『メーカーで修理できないとは? / カルティエ』のつづきです。
カルティエタンクフランセーズの修理完了の電話をいただいたので、
さっそく引き取りに行ってまいりました。
おおーーーっ!!!
完璧になおっている。
曰く何でも、
『ダイヤモンドドリル』という器具でないと
修理ができなかったので若干見積もりより高くなったと
詫びる店主。
(その金額7千円チョットでした)
カルティエの見積もり?が20万円なのですから、
十分ペイいたします。
むしろ余計にお金を払いたいくらいです。
(以前のカルティエはダイヤモンドドリルを使うくらい
しっかりしていたが、
現在のカルティエは・・・ ??? だそうです)
言いたいことは山ほどあるのですが、要は
・日本から技術者がいなくなりつつある
・当然その 心 は失われている
・消費者も 頭でっかち ばかりが多い
ってな感じです。
(なにしろ、この手の人と話すと2時間くらいは
アッという間ですから・・・・)
以下は妹とカルティエ、
そして時計屋さんとのやりとりです、
参考までに・・・。
ベルトのコマのピンが自然と外れるようになったので
カルティエに持ち込んで修理をお願いいたしましたら
「ステンレスベルト本体の交換になります」と
言われたのはいつの日か。
(その金額たるや、20万円オーバーのお値段)
ベルト/ブレスだけで20万〜 とは・・・しかもステンレス。
何だかナぁ と思った私は(たぶん)日本で一番偉い、
時計修理の方のお店に妹の腕時計を持ち込みました。
(技術のある という意味です)
時計を見るなり、
「メーカーはバンドを付け替えろと言って、
8万〜の価格を提示するでしょうが、
カルティエの修理工場はずべて同じ場所、
まぁ6〜7千円で修理がきくと思います:
と嬉しいお言葉。
もちろんお願いいたしました。
(この間、時計の基本的な修理の話と
いかに購買者が無知で売り手が悪(あく)どいか・・・
という話を聞かされました)
まぁ、あんまり裏話を書くと『ブランド崇拝男女の夢』を
壊してしまいますのであえて記しませんが、
『世界一の時計職人』は
「時計は消耗品ですから」とおっしゃておりました。
世の中の氾濫しているいわゆる 時計の知識 は
信用しない方が良いらしいですョ。
*
ぁっ、カンペールもただ今修復依頼中です。
完了いたしましたら金額等をエントリーいたします。
(追記:
エントリーいたしました)