ロンドンの地下鉄車両は狭くて小さい。
したがって旅行バッグを持ち込んで
乗るなどははなはだ迷惑な話である。
しかしヒースローへ向かう車内は
旅行者のラゲージで埋め尽くされている。
ホームからは車内は乗車の余裕が見れるものの
いざドアが開けば満杯のラゲージで立つ余裕もない。
そんな車両には座席と窓の間には読み捨てられた
フリーペーパーが無贈座に放置されてある。
以前よく見かけた光景、
日本の地下鉄のように
そう回し読みをしているのである。
紳士風に見える男性も何の躊躇もなく
放置された新聞に手をやり、
見終わると素知らぬ顔でポイと近くに置くしまつである。
中にはワザワザ前の席の新聞を
「これ読んでいいかな?」と問うて
手を伸ばす男性もいる。
問われた男性は
「ぁあっ もちろん どうぞ」 と
心地よい返事を返す。
この辺りが東京とロンドンの違いだろうか。
それにしても車両内の観光客の多さにはビックリする。
乗客の半分以上が外国の観光客などというのはざらである。
かくゆう私も
「この列車は○○へ行きますか?」などと
聞かれたりしたものである。
そおの理由は二つある。
同じ路線が二方向に別れていたり、
土日は運休していたりするからである。
(いったい運休された路線の人々はどうするのであろうか?
他に足があるとは思えないのだが・・・)
分かりやすいロンドンの地下鉄であるが
時として不便な顔もみせる。
大旨車内は静かでマナーも良いのだが
不適切な?外国人が乗っている時もある。
こんなロンドンの地下鉄体験であったが、
地下鉄からみた冬のロンドンはどうなのだろう?
と想わせるなぜかホッとするそんな空間と時間を
過ごせたことを思い出した今日でありました。
*たまには文体を変えてみました です。
つづく