お客さんのところで 3時のおやつ として
草団子をお客さんと一緒にいただいた時の話です。
出された草団子を
「おいしいですねーっ」と言いながら3〜4口で
食べ終えてお茶を飲むわたしの前のお客さんは
まだモグモグと口を動かしている。
・・・しばらくしてもまだモグモグ口を動かしているので
お客さんの手元をよ〜く見てみると・・・
草団子を10本の指をつかい
薄〜〜〜く延ばしまるでセンベイのようにして
食しているではあ〜りませんかっ!
そのセンベイの直径は15センチはあろうかと思われ
食した断面を見ると均一にあんこが入っている。
まるで センベイ である。
そしてその草団子センベイと化した食べ物を
チョビ チョビ しかも唇でさらに延ばしながら
食べている・・・・。
食糧難の時代(失礼っ)を生き抜いてきたかのように
彼女にとっては自然な仕草である。
ぉ おっ お 恐るべし 妖怪・草もち婆(ばばあ)っ!!!
きっと草団子も
こんなに大切に食べられて感謝していることであろう。
かくして来る?食糧難の時代にも
応対できるすべを教わったしだいです。