遅まきながらウワサの
暗闇レストランの動画を観ることができました。
このレストランのルーツはドイツで盲目の牧師が、
夕食に招いた60人の客に目隠しをして
盲目の人の気持ちを味わってもらったことにある とのこと。
(店の中は文字通り「暗闇」で、自分の腕さえ見えない)
それをヒントに、
1999年ベルリンに暗闇の中で食事をさせるレストランが誕生。
ドイツ、フランス、アメリカと出店が続いているそうです。
(日本でも 企画展 として時々存在するようです)
動画を見ると
「視覚からの情報を遮断すると嗅覚に集中する事が出来
なおかつ会話が弾む というメリットがあるようです。
入店すると、メニューがすぐ表示されており
その中から選び、全盲のサーブ係の人の肩に両手を添えて
真っ暗な店内に入店し、係の人の声のみをたよりに
座り運ばれた料理を堪能します。
(メニューがあるていどかぎられ、20名分のオーダー位は
記憶できるそうです、係の方は。
多くのスタッフが眼に障害がある方だそうです。
店内は真っ暗なので盲目の人が有利?だそうです。
店内のテーブル等の配置はすべて頭の中で
ワインは形の違うグラスにサーブすることで、
赤と白の区別ができるんですって。)
しかしお客の方は フォークが 空振り することが多いので
最後には直接 指をつかって食べるパターンが多いようです。
驚いたことに?
大抵の客は必ず二度は訪れるそうで、
最初は紹介されて、次は紹介する側としてリピートするそうです。
もちろん授業員の満足度も高いようです。
日本にもあったらなぁ〜っ と思うのですが・・・
消防法でムリ だろうなぁ〜っ・・・・暗闇レストラン。
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ドイツは人口8200万人のうち、
660万人が重度障害者とみなされているそうです。
この数は認定される基準が日本とは異なるためで
病気による後遺症として障害をもった場合や
精神障害者らも含まれるそうです。
またイギリスでも、
障害者の定義が日本よりも幅広いとのことです。