前エントリーのつづきです。
今回は甥っ子の話しを元に記しました。
先ずは「男女交際」という言葉。
これはご存じのように福沢諭吉さんが作った日本語、
つまりそれ以前には「男女交際」という意味する行動はなかったかと(?) 。
想像すれば理解できますよネっ、
だって大人になった男性がお見合いし、結婚する時代ですから
「交際」などはあり得ないのです。
オール オア ナッシングの時代だったのです、
成人した大人がこれですから、
未成人で男女交際などは夢の夢・・・ でしょ。
(ついでに「軟派」と「硬派」。聞いたことありますよネっ。
軟派はプロの女性
「硬派」は男性の学生を相手にすることの表現だそうです。
中村 隆文著『男女交際進化論「情交」か「肉交」か』より )
時代は現代、
世の中に「男女交際」という観念が広く知れ渡っておりますが
現代の男女交際には欠かせないアイテムが必要なのです。
そう それは
お金。
同じサークルやクラブに所属しており、
男女の会話があったとしてもお金が無いと
好きな異性をデートに誘うこともできません。
(映画やコンサートましてやネズミランドなどは・・・
最近は男女ともワリカンですから)
所得の激減
こんなんだったら確実に笑顔を返してくれる
アイドルの握手会に行ったりメイド喫茶に行きますよネ ?!
(「握手会」って1,000円なんですって ・・・思ったより安い)
・・・このような場所で男女交際のバーチャルな経験値を
重ねることが出来ればよいのですがお金が潤滑油になっている
このようなシステムでは無理。
それに今は『アニメの恋愛』が基本で
昔みたいな恋愛哲学やプラトニック・ラブみたいな
考えはあり得ないのです。
(「ハグ」という風習もないですから男性は一直線 です)
しかるに男女間での会話はすぐに途切れてしまい、沈黙の世界。
(誘った女性に『自分のアイドル』の話しをしてもウザいだけです)
余裕のある愉快な会話ができる方が異性に選択されますョ。
かくしてそこそこの小金を持っていて
女性との会話がなれている、
余裕のある男性が女性を誘い
女性もそれに応じるのであります。
つまり女性は選ぶ選択肢があり
男性は女性から選ばれる者なのでありあます。
(甥っ子は「交際」は25歳〜でいいかなァ」などと云っております)
何だか夢のない話しになってしましましたが、
これが現在の社会情勢(経済も含めて)ですから
致し方ありません。
甥っ子の話しを含めてまとめるとこんな感じです、
でも
もしかして もしかしたらこの『制御する恋愛』というのは
とっても進化した冷静な恋愛観なのかもしないと考えるようになった
ここ最近です。
ついでに、
女性には「オールドミス」という名称?がありますが
これは男性側の劣等感から発せられた言葉ですから、
女性は気にすることはありません ですョ。
さらに
フランスの大学入学資格試験であるバカロレア(2014年)では
必須科目の哲学の問題に以下の3つでした。
(1問を選んで答えれば良いそうです)
・芸術作品は我々の知覚を鍛えるのか?
・幸せになるために何でもすべきか?
・カール・ポパー『客観的知識』 の抜粋の解説
こんな哲学の問答が
恋愛を成就させる一つの訓練になるのかも
知れませんネっ!?!
*
44歳、月収10万円の貧困女子「夢は風呂つきのアパートに住むこと」
SPA! 2015年1月15日
草食どころかもはや“枯れ葉” イマドキ新成人の深刻事情
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156335
もはや“草食”どころではない。業界大手の結婚相談所「オーネット」が行った「新成人意識調査」で驚きの結果が出た。
今年1月に成人式を迎える全国の独身男女600人に恋愛意識を聞いたところ、全体の74.3%が「交際相手がいない」と回答。「誰とも交際したことがない」は、全体の47.8%で約半数に達したのだ。
「まあ、草食系増加で恋愛にオクテなんだろう」なんて考えていたらトンデモナイ。全体の19%(約5人に1人)は「一度も誰かを好きになったことがない」というのだ。夫婦問題研究家の岡野あつこ氏が言う。
「原因のひとつは、SNSの普及で若者のコミュニケーション能力が低下したことです。生身の人間との関わりがない分、感情は貧困になる。すると人に関心がなくなることがあります。気疲れするデートにお金や時間をかけるくらいなら、趣味を充実させたいと思うのです。もうひとつが、親子関係です。親が子どもを叱らなくなり、“友達親子”が増加。大切に育てられた分、親の言うことを優先するし、カレシやカノジョより家族といた方が心地いいという若者が増えています」
年の差婚がはやっているのも、同世代より“親”といる感覚に近い人を選びがちだからとか。仙人みたいな成人がワンサカなんて、大丈夫か? 少子化ニッポン