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映画『ブラック・スワン』/ 要注意! ネタバレいたします
本日知人宅で『ブラック・スワン』を観たのですが
あまりにも皆の的外れな解説を言うので
ここに私の解釈を書きます。

(「心理学的に云うと・・・」とか)





以下、本当のネタバレですから
映画を見ていない方はご遠慮くださいませ。








では始めます。


大前提としてこのストーリーは
新訳聖書を下敷きとした
悪魔と堕天使そして天使のお話しです。(キッパリ)





悪魔は天使を誘いこみ、堕天使を使って
甘い誘惑に誘います、

自分が不完全だと思い始めた天使は
堕天使の誘惑に乗ってしまします。
(ここはキリストとは大違い)

悪のパワーを手に入れた天使は
自分自身のバランスを崩しそれを制御できません。

(観ていない人の為にストーリーを端折ります)




天使は最終的には悪魔をも凌駕するほどのパワーを得ますが
それを自ら封じ込めんと自殺をはかり
「これで完璧だ」と言い残します。
(映画「エクソシスト」もこの展開ですし
 その予告としてブラックスワンは未亡人のコスチュームです)




後はこの天使が復活すれば話しは完結するのですが
それには触れないまま映画は終わってしまいます。






はぁ〜っ?!


いったい荒唐無稽(こうとうむけい)に
何を言っているのォ〜????

とお思いでしょうがこの映画を見終わったあなたの心には
一体何が心残ったでしょう?




バレエの踊りでしょうか?

親子の葛藤や娘の成長する姿でしょうか?


もちろんそれも印象深いでしょうが
一番残っているのは

セックス・ドラッグ・お酒 でしょ!?








そう、完璧な良い子ではダメなのだと・・・


悪さも(少しは)知らないと完全ではないのだと。



もしあなたが少しでも感じたならば、
制作者側のもくろみは成功したのです。


そう『悪の種』を純粋の心に植え付けるだけで良いのです、
いつ開花させるかは人間自身にかかっているのです。

若くて純真な時、
大人になって権力を持った時、
もしかしたら自分が親となった時かもしれません。






まぁ聖書を知らない日本人には
この「ブラックスワン」の本当の意味する内容は
理解できないかもしれません。








主人公の『ニナ』はバビロニアの創造神であり、

ライバルの『リリー 』はキリスト教のさす Lily ではなく、
リリス(Lilith)をさすものだと思います。

舞台監督のトマは十二使徒の『トーマス(Thomas)』

また『ベス』は今度の舞台では古い エジプトの神 なのです。
by tukasa-gumi | 2015-01-04 23:10 | 映画/観劇 | Comments(0)
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