アメリカは徴兵の停止(1973年1月)をしてから
戦争が人ごとになった と
6月29日の朝日新聞 ・政治談簡に書いてありました。
・・・なるほど、
自分がいつ徴兵され前線に行くかもしれないという状況と
戦争に行かないもしれない(前線にいくのは軍人)と思うのでは
そりゃぁ「戦争のリアリティ」が天と地ほど違いますよネっ。
(当時米国の徴兵検査年齢は18歳〜26歳で、
兵役は48ヶ月つまり4年です。
映画「ヘア−」や「ビッグ・ウェンズデイ」でも
徴兵のシーンがありますネっ)
何度も何度もエントリーで繰り返します が、
戦争(特に前線)に行くのは若くて体力のある若者です。
*
ベトナム戦争でのアメリカ兵の平均年齢は19歳
とうぜんお偉いさん等は後方で
「ああしろ、こうしろ」と言っているだけです。
しかもお偉いさんのお子たちは前線に行きません。
(マイケル・ムーア監督『華氏911』の
「議員の息子を徴兵してイラクへ送ろう」運動)
もしこんなにも(男女はもちろん)不公平な現実が
日本で展開されるならば、フェア?な徴兵制度が
条文化されているだけでもっと真剣に「情勢」をとらえ
考えるのかもしれないなァ〜 などとノンキなことを
一瞬考えてしまいました。
世の人はこれを「平和ボケ」と言っているようですが、
そのボケで戦後70年も戦争を経験していないのなら
それはそれでとってもスンバラシイことのような気がします。
(何しろ 人を殺さなくて良い のですから)
その代償として 独立していない という足かせ?が
あるようですが、実際どうなのでしょう?
高校を卒業してすぐに徴兵制度があり、
戦争の(自衛とも言う)訓練を受ける・・・。
お隣
韓国の「徴兵免除」をかいま見る と
いかにその「徴兵免除」が特別でありがたいモノなのかを
推測できるような気がいたします。