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「見て見ぬふりが正しいのか」/朝日新聞 人生相談コーナー
朝日の「be」の「悩みのるつぼ」で質問者の
「見て見ぬふりが正しいのか」の質問にたいして
美輪明宏さんの回答の出だしが
「「男はつらいよ」の寅さんの時代と間違えていませんか。・・・」

と書き始めていたのはショックを受けました。


(その回答のタイトルは
 「危険には近づかない方がいい」 でした)






以下質問と回答の抜粋です。





               ーーーーーーーーーーーーー

相談者:女性 60代
「見て見ぬふりが正しいのか」

何か社会にお役に立ちたいと意を決したのが10年前のことです。
ことさら若い世代のしつけがなってないと
長年懸念を抱いていたので、見ず知らずの若者に対しても
勇気を出して注意をしています。

・・・・・・・

道徳に反する行動を見ても声を掛けられなくなりました。
どうしたらいいのでしょう。





回答者:歌手・俳優 美輪明宏
「危険には近づかない方がいい」

「男はつらいよ」の寅さんの時代と間違えていませんか。

・・・・・

「見て見ぬふりはよくない」「注意するべきだ」
という人もいるけれど、
命を失ってもいいという覚悟でやるべきですね。

・・・・・

「青臭い」「現実は違う」と言われるのは承知ですが

社会的な規則を守らない人たちは、
自業自得でそれなりの人生を送るでしょう。

・・・・・

中学生になると、逆恨みもするし、
小型ナイフを持っているような場合もありますから、
やめておきましょう。相手の年齢や人柄によって、
対応を変えなければなりません。

・・・・・



              ーーーーーーーーーーーーー
(下記のピンク色の
 『朝日新聞2013年6月8日土曜版Be「悩みのるつぼ」
(人生相談コーナー)』をクリックすると全文が読めます)











 ここからは「青臭い世間知らず」の「毒」が
 記されておりますのでご注意くださいませ。












はぁ?!?
いい大人が何を言っているのでしょうか?!



質問者が問うているのは
自分が住んでいる街で接する身近な出来事です。



この回答では社会の一員としての「市民/シチズン」の
権利と義務を放棄せよと言っているに等しいです。

そして
「より健全な時代」を自ら放棄せよと解釈してしまいます。

(美輪さんは
  「物事を見極めろ」と言っているのでしょうけど)



  そりゃ怖そうなお兄さんには直接には「忠告」
  いたしませんけど、私。
  (ケンカの仲裁はしたことがありますが・・・)






そして他人の過ちの指摘を怠ったが為にルール無視に
走った人たちを「自業自得」だという・・・

これでは余りにも自分本位で保身すぎるのではないでしょうか?


(自分同等か弱者?には
 「「忠告」をしてあげましょう」だそうです)






かくして、
親や先生に「注意」されたことの無い人達が巷にあふれ
「見て見ぬふり」が蔓延し、悪いことを「いけない」
注意できない世俗化した社会にあっという間になるのでしょう。

そこにはルールやモラルは当然なく、
「自分の身を守る」為に銃器と権力に頼ることになる
社会が出来上がるのではないでしょうか?

(何しろ「言葉」では通じない人や社会の出現ですから)

そして法に守られ縛られた「権力」のある人達だけが
「注意」し「罰則」を加える社会になってしまうのでは??



そうなる事を許して、
加速させる大人達に加われとでも言うのでしょうか?


 



他人や社会に「もの申さない」癖がつけば、
「とっても頭の良い大人」の人達の仕組みの社会で
子羊のように従順に暮らして死んでゆく人生を
送ることになるでしょう。


「社会」としてはとっても都合が良いのでしょうけど、
「個」としてはどうでしょうか?

 (私は好きでは無いのですけど・・・)



そのような結果が選挙の得票率に現れるのだと思います。

そして棄権をする人は「棄権という意思表示をしている」
などと言い放つのでしょう。


その方法の善し悪しは別としても、
選挙の結果で政治は動き私たちの生活に影響を与えるのです。









繰り返します、
より良い・住みやすい社会にし、
自ら参加することを放棄せよと云っているように
聞こえてしまいます。



「悪意を持って社会的な規則を守らない人たちは、
 自業自得でそれなりの人生を送り、社会的に葬られる」

そうかもしれません・・・

しかし、それらの人々によって被害を被っている人が
どれだけいるか考えたことがあるのでしょうか?



それらの守らない人々が、
自分の子供や兄弟であっても
「見て見ぬふり」をするのでしょうか?

(まさか「必要悪」とは申しますまい)




「そんな生き方をしていたらバチが当たる」ではなく、
「バチが当たらないように云える/話せる世の中」に
 私はしたいと思っております。

それが「妙な正義感」からとしても。









以上、
全く持ってとっても個人的で一人よがりな考えでした。








ドイツでは
バスを降りようとする乗客の波をかき分けるようにして、
強引にバスに乗り込んでいった小学生のランドセルを、
背後から無言でわしづかみにして、そのままバスの外に
引きずり降ろしたおじいさん・・・・







*追記です


 大阪市教委は31日、児童7人の頭を手でたたいたとして、
同市都島区内の市立小学校の校長(62)を
25日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 校長は「指導のつもりだった。深く反省している」として、
31日付で依願退職した。

 市教委によると、校長は5月、6年男子児童が
校内にナイフを持ち込んで他の児童を脅し、
一緒にいた同級生6人も先生らに知らせなかったことを知り、
7人を別室に呼び出して頭を1発ずつたたいた。
7人にけがはなかったが、市教委は
「市立桜宮高の体罰自殺問題を受けて、
暴力に頼らない指導を目指す中、管理職が手を上げた責任は重い」
として懲戒処分とした。

2013年8月1日11時59分 読売新聞

























朝日新聞2013年6月8日土曜版Be「悩みのるつぼ」(人生相談コーナー)より。
相談者:女性 60代
「見て見ぬふりが正しいのか」
何か社会にお役に立ちたいと意を決したのが10年前のことです。ことさら若い世代のしつけがなってないと長年懸念を抱いていたので、見ず知らずの若者に対しても勇気を出して注意をしています。
たとえば「ここは公共の場なのでケイタイやスマホは使えませんよ」とか「たばこは外の喫煙室でお願いします」など、さりげなくアドバイスしてきました。たいていは、迷惑がられたり、けげんな顔をされたりします。舌打ちしたり、小声でウルセーなとこぼしたりする相手もいました。言葉の暴力を受けたことはありませんが、怖い思いはしました。そんな折、いつも私の心はブルーになります。
先日、図書館で騒いで、泣き声を上げる子供がいました。私が「ここは図書館だから静かにしましょうね」とその子を諭すと、若いママさんがキッとした顔をして飛んで来るなり私に「何でうちの子だけ怒るの?他にだっているじゃない!」とはなからけんか腰です。
今の時代、見て見ぬふりをする人がほとんどです。昨今の若い男性は護身用にナイフを携帯するとのこと。軽く注意したはずなのに、相手が殺意さえ覚えたら切に怖いです。
図書館の件があってからというもの、心は委縮したまま。道徳に反する行動を見ても声を掛けられなくなりました。どうしたらいいのでしょう。




回答者:歌手・俳優 美輪明宏
「危険には近づかない方がいい」
「男はつらいよ」の寅さんの時代と間違えていませんか。よそのおじさん、おばさんが、子どもをしつけたり、叱ったりして、怒られた方も「ありがとうございます」などと礼を言っていた時代は終わりました。「人の子も我が子、我が子も人の子」と地域の全体責任で子育てをしていた時代もありましたが、欧米風の個人主義が浸透してきて、今はもう違います。
「うちの子は悪くない」などとPTAや教育委員会に訴えて裁判をしたり、子どもが教師に叱られると、逆に食って掛かったりするバカ親もいる始末です。権利ばかり主張する、頭の痛い人たちがたくさんいるのです。
子ども自身だって、今は中高生でも脱法ハーブのような薬物に手を出している時代です。そういう子どもたちは、爆発するきっかけを待っていることだってあります。あなたが注意したことで火が付いて暴発したらどう対処しますか。自分も傷つくし、もしものことがあって命を失ってもつまらない。相手に傷害といった犯罪を起こさせることにもなりかねません。
それでも「見て見ぬふりはよくない」「注意するべきだ」という人もいるけれど、命を失ってもいいという覚悟でやるべきですね。確かに昔は見て見ぬふりはよくなかった。でもそれは、より健全な時代だったからです。
今は凶暴な世の中になっているから、やめたほうがいい。頭がおかしくなった人に、殺されてもいいんですか?妙な正義感が一番困ると思います。
社会的な規則を守らない人たちは、自業自得でそれなりの人生を送るでしょう。たばこを吸うべきではないところで吸っている大人は、善悪の判断ができない人たちですから、社会的に葬られていきます。放っておいたらいい。
もっとも、悪意がなく、知らずに間違いを犯している場合には、注意ではなくて「忠告」をしてあげましょう。「余計なことかもしれないけれど、こうした方がステキですよ」とソフトに話す。
また、小学生までの小さな子どもは危険が少ないので、他人でもアドバイスをしてあげると良いでしょう。中学生になると、逆恨みもするし、小型ナイフを持っているような場合もありますから、やめておきましょう。相手の年齢や人柄によって、対応を変えなければなりません。注意をしたいのなら、そこを瞬時に見分ける感覚を持っている必要があります。
by Tukasa-gumi | 2013-06-10 12:37 | 図書 | Comments(2)
Top↑
Commented by taka at 2013-06-11 13:23 x
 どちらの言っている事もわかります。注意していると身が持たないとも思う時もありますしそういうマナーの悪い人はどこか社会で損をするという気がします。 
 でも無関心はいけないとも思います。 私の場合はあまり注意はしないで無言のまなざしをむけます 笑 
 
  
 私がよくきになるのは電車などでのおじさんおばさんのマナーの悪さにびっくりです。
 若者より私の目には酷くうつります。

 そして子供をもつお母さんが街中で変なしつけをしていて子供がいつもきのどくだなと思います。
 幸せの念をいつもおくってます
Commented by Tukasa-gumi at 2013-06-11 23:19
相談>taka さん
まぁ新聞社としては質問者に賛同して焚き付け
何かあった場合責任が持てない・・・

という事なのでしょうけど。




日本人が得意な『本音と建前』なのでしょうか?

!?!

それとも新聞社も、
市民を従順な子羊にさせる手助けを
しているのでしょうか?!?



自分や人を本当に愛しているのなら
見てみ見ぬふりはできないはずです。

(その知識と教養があればですが)


「大人のマナー」や「子供のしつけ」に
口出しをしな社会になった時の日本は
もはや私の知っている日本では無くなる
ような気がします。


311の災害時に、全世界からあれだけ
褒めたたえられた日本なのに・・・。




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